先日のアブローラーの記事で円形脱毛症になったと書きましたが、最近になり回復がみられ、心も落ち着いてきたのもあり、備忘録も兼ねて経過を記したいと思います。
あと、自分もこの症状に見舞われてたくさんの経験者(ブロガーさん達)から勉強させて頂いたのもあり、同症状で悩んでる肩の一助になれば幸いでございます。
これ以下、ちょっと痛々しい画像がでてきますので、気になる方は見ないようお願いします。
円形脱毛のきっかけ(1段階目)
そもそものきっかけは2022年12月頃に遡ります。家でいつものように生活していると、突然妻から、
「あんた、髪無くなってるよ！？」
と言われたのが始まりです。ちょうど左こめかみあたり(耳の斜め前あたり)の一画が禿げてました。。。正直なところ言われるまで全くもって気づきませんでしたが、心当たりはありました。それは当該箇所がメチャクチャ痒かったのです。記憶にある限り同年の秋頃から痒みの症状がありました。ことあるごとにボリボリ掻いちゃってたんですよね。写真を見てもわかるように肌がボロボロになってますね。
なので、当初自分では掻きすぎて皮膚がボロボロになってしまったことで毛が抜けちゃったのかなぁくらいにしか思ってませんでした。円形脱毛なんて全く思ってなかったのです。
↑皮膚がカサカサ＆ボロボロになって髪がなくなってます。。。
とりあえずこれはやばいと思って皮膚科に受診しに行きました。
診断結果は、円形脱毛症だろう。と言うことです。当時は意外とショックとかなかったです。先生もまたすぐに生えてくるという感じで言ってたので。
それに場所がまだ他の髪で隠れるところだったので、周りにバレる心配もないというのも心穏やかにいれた要因ですね。
皮膚科では皮膚がボロボロなので、とりあえずそこから治そうということで薬を処方してもらいました。貰った薬はリンデロンローションというやつです。肌の状態を良くするこうかがあるのだとか。これを患部に1日2回塗ります。薬を塗ってから2週間程経ったらだいぶ肌の感じは良くなりました。これが1月の始め頃です。
↑１月初旬頃。皮膚の状態はびっくりするくらい改善！！が、禿げてる面積増えてねっ！？
皮膚の状態がよくなってからは、髪を生やすための治療に切り替わりました。AGAとかで処方してるミノキシジルとかを飲むことになるのかな、と思っていましたが違いました。円形脱毛症はAGAと違い、髪が生えてこないのではなく、自分の免疫細胞が何らかの影響により髪の毛根を攻撃してしまうことで、発症してしまうらしいです。(後ほど公述します)
具体的な治療はというと、
・薬の服用(エバスチンとセファランチン)
・液体窒素で患部を刺激
・塗り薬(フロジン外用液)
の２つを行うことになりました。効果は下記の通り
エバスチン
→抗ヒスタミン薬で所謂花粉症とかのアレルギー症状で処方される錠剤です。なんでも過去の治験で脱毛症の進行を抑える効果が認められた？のだそうで。(また別途記事で考察します)１日１回の服用です。
セファランチン
→アレルギーを抑えたり、体の血流をよくする錠剤の薬です。髪の毛の発毛、育毛には頭皮へ栄養を行き渡らせることが重要なので、栄養を運ぶ血液の流れをよくして発毛を促すということみたいです。毎食後３回飲みます。
液体窒素で患部を刺激
→頭皮への血流をよくすることが目的の治療です。-200度近い液体窒素をぶっとい綿棒につけて頭皮に当てます。当然冷たい、いや、軽い痛みすらありました。これで刺激を与えて頭皮への血流を促します。
フロジン外用液
→頭皮への血流改善する効果がある塗り薬です。これを1日2回ほど患部に塗布します。
この薬自体は特に頭皮への刺激とかないのですが、唯一のデメリットが「臭い」ことです。例えるならおじさんの香り(笑)これがきつい、妻にも臭い言われるし、これをつけて外に行くのがちょっと億劫になってしまいました。が、治すためにはわがまま言ってられないので毎日頑張りましたよ。
通院は2週間ごとです。2週間おきに患部の状態確認と薬の処方、液体窒素で患部を刺激してました。
基本的に円形脱毛症はあとは生えてくるのを待つだけだー！と安堵したんですが1ヶ月経ってもなかなか生えてきません。先生も「大体1ヶ月くらいから生えてくる兆候があるんだけどなぁ」という感じです。基本的に円形脱毛症は完治(元通りになるまで)半年〜1年くらいかかるらしいので、焦ることはないとのこと。
しかし、個人的には治るどころか広がってね？って感じすらします。いや、実際写真を見ると実際に広がってますね。不安しかないですね。。。
しかし、先生も生えてくると言ってくれてるので根気良く治療を続けます。
↑２月中頃の状態。治るどころか進行している気さえします。。。
進行してる！？(2段階目、進行してんじゃん！)
そう思ってるのも束の間2023年の2月終わり頃から頭頂部に異変が、、、妻からなんか薄くなってるよ！？との一言で発覚！
マジか。。。しか無かったですね。まだこの時はそんなでもなくうっ〜すら薄くなってるかなぁくらいの印象だったのですが、日を追うごとに薄くなっていってました。
この時は正直不安しかなかったです。自分の場合は脱毛といっても一気に髪の毛が抜けるとかではなく、知らず知らずのうちにうちになくなってるんですよ。風呂でも排水溝にそんなに溜まってない(いつも通り)ですし、朝起きた時の枕にもほとんど髪の毛がついてないですし。
なんで！？って感じです。(思い当たる節もなくはないが。。。これについては後日記事にします)
幸い！？職場にも円形脱毛症の方がおられて話とか聞いてみたりしたのですが、その方は一気にごそっと抜けていったとか、シャンプーしてる時に手に大量の髪の毛がついてたりとかでした。後日もしやこれはただの歳による薄毛？とも思い先生にもきいたのですが、これも立派な円形脱毛症だと診断。円形上に禿げていること、部位がまばらにあることから加齢に伴う薄毛とは違うのだそうな。
この脱毛症状は結構厄介で、初めにあった頭頂部1箇所から４月頃には
・頭頂部4箇所
・左こめかみ(小さい)
・左サイド(小さい)
・右後ろ
まで広がっていきました。
↑2枚。3月上旬、頭頂部にも脱毛が出ているのを発見しました。いつ抜けたのかもサッパリわかりません。。。
下はそれから1か月後の４月の状態です。
↑4月に入っても緩やかに進行している感じです。
↑左後ろにもできてました。
↑こめかみ部にも新たに。。。
もう絶望しかなかったです。新しくできた禿げを見つける度のショックはなんとも言えないものがありますね。頭を触るとぷにぷにとした頭皮が指にあたる感触、折れた枝毛がチクチクとあたる感触は精神衛生上参りました。
(脱毛は毛根が攻撃され、髪の成長が止まる→髪に栄養がいかなくなり髪の毛が途中で折れる→そして最終的に髪が抜ける、というサイクルになります。)
なのでチクチクした短い髪があるとこはいずれ抜けてしまうということなのです。
病院の先生も原因がわからないようで、「なんでだろうなぁ」という感じ。しかしながら円形脱毛症はいずれ生えてくるから根気よく頑張ろうと励まされましたねw
３，4月に入っても治療に関しては1月からとほぼ同じで
・セファランチン、エバスチンの服用
・デルモベートの塗布
・二週に一度の液体窒素での刺激
です。塗布薬については、臭いがキツいので他のはないかと相談した結果こちらになりました。ステロイドの塗り薬です。円形脱毛症は頭皮の炎症反応が毛根を攻撃して脱毛に至ることことからステロイドで炎症を抑えて脱毛するのを防ぐのだそうな。
ということで、このまま様子を見ることになりました。
が、残念ながら治療の成果は出ずに、少しずつ脱毛は進んでいきました。
この2段階目については頭頂部がメインだったので隠しようがなかったのが辛かったですね。
基本職場の人たちには公言して無かったので、周りからどう見られてるかずっと気にしてました。
以前は年取って禿げたらしゃあないな、別に気にしないやとか、禿げを気にしてる人を見てもそんなに気にしなくてもいいのに、とか思ってたんですが、いざ自分がその立場になると全然違いますね。めっちゃ気になります。というか色々思われてるんだろうなぁとか変なこと考えちゃって辛かったです。周りも禿げてることには触れてこないので。かと言って自分でも言いたくないw
後日職場の人達に聞いたら、禿げてるなぁとは思ってたけど、触れないでそっとしといてくれたそうです_:(´ཀ`」 ∠):
と、辛くも回復に向けて色々と試行錯誤しなが日は過ぎていき、その甲斐があったかどうかは分かりませんが、5月に入った頃から徐々にではありますが回復の兆しが見えてきたのです！
(気をつけたことや、要因については別途記事にします。)
という感じで自分の円形脱毛症は進んでいきました。
