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加水分解!?カメラ(XT-30)のファインダーがベトベトになったよ。。。

2022年も秋になりました。秋といえば運動会の季節です。場所によっては春にやるとこもあるみたいですが。我が子2人も上の子は小学校、下の子は幼稚園で運動会が開催されました。

昨年までは運動会もなかなか厳しく家族は一名まで等制限があり妻が保護者代表で行ってたのですが、今年は家族2名まで(子の同伴ok)ということになり、自分も見学することができました。

久々の我が子の頑張る姿を見るのは嬉しいものですね。そしてもう一つ楽しみがあります。それは、カメラを使う機会があるということです!!

昨年富士フィルムのXT-30を買ったのですが、めっきり外に出ることも無くなった為、ほとんど部屋の中で盆栽化しておりました。が、ここでようやっと使う機会ができました。

ということで、実際運動会で撮影してきたのですが、カメラに異変が発生しました。なんとファインダーのゴム!?のような箇所がベタベタしてきたではないですか!?というお話です。

出会いは突然に

それは小学校の運動会の時に気づきました。

カメラを普段のように首にぶら下げておりまして、子供の競技が始まる時にカメラを構えた時でした。

あれ?なんかファインダーの周りに埃が異常についてる!?

その時は気候も暖かかったこともあり、ファインダーの周りについた顔の汗に埃が着いたのかと思いました。(自分結構汗っかきなので)

↑なんかファインダー周りがベトベトしててきたない、、、

とりあえずタオルでささっかと拭いて埃をとっちゃえとフキフキしたのですが、何故か取れない。。。いや、むしろ埃がつきまくってしまいました。あれ?と思い手で触って見ると、

なんかベトベトする。。。_:(´ཀ`」 ∠):

何これ?溶けてるような感じです。まだ買ってからそんな日も経ってないし、オレのカメラどうした!?状態です。

運動会は待ってくれないのでこの日はベトベトの気持ち悪い感触のままシャッターを押し続けました。

家に帰ってから試しに水拭きしてみたのですが取れません。どうなっちゃってんのこれ?

犯人は加水分解という現象らしい

わけがわからないのでこのベトベトの正体を突き止めるべくGoogle先生に調べてもらいました。そして原因が発覚!

加水分解

という現象が私のカメラで起こっていた模様です。加水分解?なんじゃそりゃと調べると、

樹脂やゴム製品が空気中の水分(湿気等)と結合して化学反応を起こすというものらしいです。

字の如く水で分解するってことですね。この反応が起きてしまうとベタベタした別の物質に変わってしまうのだとか。

xt-30のファインダー部分もよく見ると、樹脂っぽい素材の上にゴムのような弾性のある素材がコーティングされてるようです。

肌に触れるところだから柔らかい素材になってるんでしょうね。

どうやらその部分に加水分解の現象が発生してしまったようです。

対処方法

これじゃあベトベトして使い物にならんし、なんとかならないかと調べてると、この事象の先駆者が結構いるらしく様々な方法があるらしいです。いくつか自分も試してみることにしました。

①無水エタノールで拭き取る

無水エタノールで拭くとベタベタを取り除けるらしいです。金額も1,000円前後とそんなに高くなさそうですね。

消毒液にはエタノールが含まれてます。違いは無水エタノールよりも濃度が少し低いことですね。無水エタノールは名前の通り水を含んでないので電化製品とかには使えそうですね。

無水エタノールは持ってないので、自分はとりあえず早くなんとかしたいという思いもあり、消毒液を使ってみました。

結果は。。。

拭いてるとベタベタが取れたかなぁ、という感じはあったのですが、乾いてくると結局ベタベタしたままでした。やはり濃度が低いのがダメなんですかねぇ。。。

②除光液

除光液といえば、女性のマニキュアを落とすのに使うでみなさんご存知だと思います。

この除光液がベタベタをとるのに有効らしいです。

ということで妻から除光液を借りて試して見ることにしました。するとどうでしょうか、びっくりするほどにベタベタした部分がとれていきました。というかベタベタしてない部分までとれてる!?ってくらい落ちてるような。。。フキフキした後に見てみると、ゴム?のコーティングがほとんどなくなって固い黒色のプラスチックが剥き出しになってじまいました。ベタベタは見事にとれたのですが見栄えがあまり良くないような気がしなくもない感じですが、とりあえず機能面で問題ないので良しとします。

↑めっちゃ取れます!除去力凄すぎw

あとで調べてみたのですが、除光液に含まれてるアセトンという成分、これがゴムを溶かしているとのこと。しかもこの成分は樹脂をも溶かすほどの強力なものらしいです。最悪溶けたり、変色してしますことがあるとか。

まじか!?と思いファインダー部分を確認すると樹脂の部分までは溶けてないっぽいです。

↑除去した後にめっちゃ焦りました。。。もっと調べてから使えばよかった((+_+))

③他の方法(重曹&ゴムの力)

色々と調べてると「重曹&ゴムの力」という商品でもベタベタを落とせるらしいです。

この商品、100円ショップで売ってるらしいとのことで、近くのセリアに行ってみるとありました。商品名は少し違うのですが基本的に中身は同じっぽいです。

また同じ現象がおきたら嫌なので一応一つストックに買っておくことにしました。

↑セリアだとこんな名前で売ってます!

カメラのグリップ部分も危ない!?

この加水分解という現象はカメラのグリップ(持ち手部分)にもおこるらしいです(材質によりますが)。自分のXT-30のグリップをみてみるとラバーちっくな感じがします。ってことはこの部分も下手したら加水分解でベトベトになっちゃうかも。。。と思いシリコンスプレーで保護することにしました。加水分解は文字通り水分との化学反応なので水分が付着しないようにしてやればいいんじゃないかと思いました。ということでシリコンスプレーです。シリコン(油)の膜をはっておけば空気中の水分に触れることはなくなりますもんね。油は水を弾く!理論です。ということでスプレーで拭き拭きしましたよ!

というか本来カメラをきちんと定期的に使ってれば、手の油で自然の膜を作ってくれてそれが保護の役割をしてくれるのかなと思ったり。。。やっぱ物は使わないとダメになっちゃうんですかね(-_-)

↑スプレーで拭いてピカピカにしときました。

学んだこと

色々調べた結果、今後、また加水分解でベタベタした時の対処は

重曹、ゴムの力→エタノール→除光液(最終手段)

と、本体にダメージが少なさそうな順番でやった方がいいなと思いました。

というかいきなり除光液を試したことに少し後悔しました。。。

また、この加水分解はカメラ本体のグリップの部分(ここもゴムのような素材)にも起こる可能性があるらしいので、ここにシリコンスプレーで薄く皮膜を作っておくことにしました。

加水分解は空気中の水分と素材が結合することでおこるので、油で皮膜を作ることで水分が素材に触れるのを防いでくれる可能性があります。油は水を弾きますしね。効果は分かりませんが気休めにはなるのかなぁ。といった感じです。

今回のベトベトは初めてのことで戸惑いや試行錯誤ありましたが、なんとか気にならないレベル(見た目は少し悪くなりましたがw)になったのでよかったです。というか、まだ購入して一年、これから末長く使う気満々なのでこんなところでダメになってもらったら困りますわ!

大事に使っていきたいと思います。

最後にカメラメーカーさん!加水分解しずらい素材を使ってくれよ!!と心の中で叫んで終わります。

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