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PENTAX「K-30」が黒死病に罹りました!修理手順をご紹介します。

我が家には一眼レフカメラのPENTAX、K-30があります。

元々は2012年に妻との旅行で使う為に買ったものですが、子供ができてなんだかんだちょこちょこ出番があります。

買ったのが8年以上も前ですが、スペック的にはまだまだ現役で活躍できる機種です。

先日、ひな祭りの際、子供の姿を映そうそうと久々にカメラを出し、写真を撮ってみたら

「あれ?画面が暗いんだけど。。。」

汚い画でスミマセン。。。他の写真消しちゃいました( *´艸`)

事態に遭遇しました。試しにライブビューモード(一般のデジカメのように背面液晶で被写体を見るモード)にしたところ、

「暗くて映像が見にくい。。。」

最悪です。壊れました( ;∀;)

前回使った時は何ともなかったのに、こんなことって。。。

ということで、原因を探ることにしました。

故障の原因は?

早速、故障の原因を探るため、Google先生に聞くことにしましたw
今の所目に見える症状としては、

  • 写真を撮って再生すると画面がとても暗い
  • ライブビュー撮影にすると暗くてピントが合わない

といった感じです。

色々と調べてると何となく原因がわかりました。
それは、、、

カメラ内の絞りを制御するブロックの金属パーツ(U字型の金具)が磁力を帯びてしまうことが原因だそうです。
いざ写真を撮ろうとすると光量を調節する絞りが閉じてしまい、適切な光を取り込めなくなることで、結果的に暗い写真しか撮れなくなるそうです。

さすが先人の方達、Google先生に聞くと色々と出てきます。
しかもこの症状はPENTAXのKシリーズ(k-50、k-70等)というモデルの殆どに発生しているらしく多くのPENTAXユーザーを悩ませてるらしいです。

しかも修理に出すと2万円円近くかかるとか、、、しかも自分のk-30はサポートが終了しているそうで、修理さえ受け付けてくれないそうです。。。

どうしたものか。。。( i _ i )

これって直るの?

どうしたもんかなぁ、とネットで調べてると流石先人達!色々と試してらっしゃる!!
いくつか方法があるようで、

磁力を帯びてる金具に消磁器を当てて磁力を無効化する。

分解して磁力を帯びたU字が金具の先端を削る。

分解して磁力を帯びた金具にハンダを薄くつけくっつかないよう物理的にに離す。

同機種のジャンク品を買い、金具を移殖する。

といくつかあるので、この中から現実的にできるものを考えることにしました。

①については、分解しなくて済むといメリットがある一方、消磁器の入手がネックです。高い。ちゃんとしたものは1万円くらいするらしいです。また、この方法は一時的は直るらしいですが、時間が経つと再び磁器を帯びて症状が再発するリスクがあるのがネックです。(早いものだと2、3ヶ月で再発とか。)

②については分解の途中で壊すリスクがあるのと、金具を削るのに失敗したらもう2度と元には戻らない、最悪絞りが全開放になって真っ白な写真しか撮れなくなるらしい。これはちょっとリスキーですね。

③については分解のリスクだけで、最悪ハンダをつけ過ぎてしまっても剥がせるのでやり直しが効くのでリスクは比較的低いですね。しかも余計な費用はかかりません。

④は同機種を探す手間、購入資金の問題、手に入ったところで、同様の症状を患ってた場合のリスクを考えるとないですかね。

ということで、比較的現実的な②番で修理にトライしてみることにしました。

いざ修理!

では分解していきたいと思います!

このカメラ、やはり精密機械なだけあってネジがありすぎます。しっかりメモとりながらやらないとどこについてたのかわからなくなるので慎重に作業が必要ですね。

カメラってネジがメチャメチャ多いですね。
慎重に分解していきます。ネジはわからなくならないようメモを取りながらやりましょう。
やっと分解できました!

↑これが問題の制御ユニットの部分です。赤丸の部分に問題の金具がついております。この部分を少し引っ張ると、反対側にU字の金具が付いているので外します。

↑写真は外したあとのものです。
↑磁力を帯びたU字金具

このU字金具の赤丸の箇所の窪みにうすーーくはんだを付けます。薄さ約0.5mm位がベストらしいですが、そんなの難しくて出来ません。。。( ;∀;)相手は小さい上に固定も難しいですし、なのでテキトーに薄くつけました( `ー´)ノ

ちなみにはんだ付けは集中し過ぎて写真を撮るのを忘れてしまいました(-_-)

その後金具を元に戻しネジを使わずカバーつけ、いざ試し撮り!

「おっ!綺麗に写ったよーーーー!(^^)!」

なんとか元通りになりました。
一発で直ってほっとしました。これ失敗すると真っ白になっちゃうらしいですからね。そしたらはんだ付けもやり直し。もうやる気力は残ってなかったですw

なんだかんだで1時間以上かかりましたが。。。

まとめ

今回は直りましたが、これが本当に直ったのか(一時的なのか)、それともまた再発するのか分からないのが怖いですね。

また、いざ使いたい時にこの症状が出た暁には。。。貴重な一枚を取り逃がしちゃいますし、もうやってられなくなります。。。

ということで、修理はしたものの新たにカメラを買う決心がつきました。だって撮りたい時に撮れないって凄くストレスですしね。大事な一瞬を逃さない為にもきちんと動いてくれるカメラが自分には必要です。

こりゃぁ痛い出費になりますわ。。。( ;∀;)

POSTED COMMENT

  1. 時の人 より:

    全く間違いですよ。
    マグネット不良ではありません。
    じゃあ何故治ったかと言うと、不具合が解除されただけです。また再発します。
    メーカーの修理は黒い樹脂形状も変わって一式交換と
    回路の修理で治ります。
    しかしこの作業はCMSセンサーも回路もミラーボックスも
    外す修理です
    調整ソフトも必要で1/100ミリの調整も必要なので
    素人の方では治せません。

    • yoshimaru より:

      時の人 様

      コメント及び情報ありがとうございます。

      ちなみに自分のk-30は修理してからもうすぐで2年になりますが、今のところ再発は起こってませんでした。(ほぼ1年以上ぶりに電源をつけてみましたが。。。)
      このまま再発がないことを祈ります。

  2. おちゃ より:

    貴重な体験ありがとうございます。
    私も同様の症状なので試してみたいと思います

    • yoshimaru より:

      おちゃ 様

      コメントありがとうございます。
      ちなみに現在も自分のカメラは症状が発症していないじょうたいです。
      (ほとんど使っていないのもありますが。。。w)

  3. 匿名 より:

    私も同じ症状になりました。
    二度とカメラは買いません。
    スマホカメラがやっぱり最高です!

    • yoshimaru より:

      コメントありがとうございます。
      わかります。高い買い物してこうなるとショックですよね。
      なんだかんだでスマホは手軽に持ち運べて便利ですね。
      自分も一眼の出番は殆どない状態ですw

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