最近忙しすぎて更新が全く進まないよしまるです。
よしまるは結構な自転車オタクでございまして、職場の同僚からも奇異な目で見られております(誉め言葉w)
そのため、よく
「スポーツ自転車始めたいんだけど、おすすめない~?」
的な質問をよく受けます。よしまるとしてはどうせ趣味としてやるならと人力最速のロードバイクを勧めるのですが、いざ始めると盗難が怖く気楽に乗れなくて乗るのが億劫になってしまったり、長続きしなかったといった声もよく聞こえてきます。
そこで考えました。初めての人にとって勧められるスポーツ自転車とは何ぞや!?と。。。
その答えが
フラットバーロードだ!!
以下、説明させて頂きます!!
ちなみにこれはよしまるの独断と偏見での解説なので、そこをご承知おき願いますw
フラットバーロードとはなんぞや?
フラットバーロード!?皆さん、聞きなれませんよね?
簡単に言ってしまうと
フラットバー(ハンドル)ロード(バイク)
所謂、造語みないなものです。
ロードバイクのハンドルは皆さんご存じの通りドロップハンドルですよね。
そのハンドルをクロスバイクに使われているようなバーハンドルに変えたものを「フラットバーロード」といいます。
このハンドルをまっすぐなフラットバーにすると。。。
こんな感じになります!
あれ?これってクロスバイクじゃない!?そう思った方は多いでしょう。
しか~し、これが違うんですな!「見た目はクロス、中身はロード!」(コ〇ン風w)
はい、一言でいうと全然別ものなんです!
クロスバイクとの違いについて
クロスバイクとはその名の通り、「クロス(掛け算)したバイク(自転車)です。
何をクロスしたのかというと
ロードバイク×マウンテンバイク
この2種類のジャンルの自転車を掛け合わせたもの、それがクロスバイクです。簡単に言うとマウンテンバイクのフレームにロードバイクの大きさのタイヤを履かせたもの。そんな認識でいいと思います。
車だとわかりやすいんじゃなですかね。最近はクロスオーバーとか耳にしませんか?有名なところでいえばスバルの「レガシィアウトバック」とかです。レガシィはオンロード車ですが、車高を上げてオフロード車のように多少の悪路も走れるようにしたものです。
クロスバイクも基本的には同じような感じです。ちょうどロードバイクとマウンテンバイクの中間に位置するジャンルになります。
じゃぁ具体的にロードバイクと何が違うの!?ってところをサクッと掘り下げていきたいと思います。
具体的な違いは
①フレームの設計思想が違う
②パーツは基本的にマウンテンバイクのもの
ざっくりとですがこんな感じになっております。
詳しく説明しますと
①フレームの設計思想が違う
ロードバイクは基本的に前傾姿勢で乗るものです。自転車レースとか見ると、みんな腰をすごーく曲げて上半身をそれこそ地面と並行にする勢いで乗ってますよねw
そんな乗り方して意味あるん?って思う方いらっしゃるでしょう。はい、大いにあります(๑╹ω╹๑ )
自転車に限らず物体が移動する時に抵抗感となるともの、それは空気です!
(タイヤの摩擦や諸々ありますがここでは割愛します)
例えば速さをを求めるレースのF1なんか見ても分かりますよね。空気抵抗を出来るだけ無くす為にあんなに低い車体で地面を這うように走ってます。
自転車も同じです。よく風を切って走るの楽しいーね( ・∇・)とかいいますが、気持ちいいけどこれも抵抗の一部です。のんびり走って風にあたるのは楽しいのですが、、、皆さん、想像してみてください!これが早く走ろうと全力で漕いで向かい風にあたったとなったら、、、気持ち良いどころか苦痛ですよねw
この空気抵抗を減らすために、ロードレーサー達はあんな無茶な姿勢をとっておるのですよ(ドヤっ!)少しでも抵抗を減らせれば早く走れますからね。
クロスバイクは基本的に上半身を起こして、楽な姿勢でのります。
(とはいってもママチャリよりはキツイですよ)
ということは、
ロードバイク程早く走るフレームの設計になっていない
ということです。
(結局はエンジン次第なので、早い人もいますがw)
また、ホイールベースもクロスバイクの方が長くとられており、乗り心地・安定性重視の設計になってます。
②パーツは基本的にマウンテンバイクのもの
クロスバイクには基本的にロードバイク用のパーツがついておりません。
例えば
- ブレーキはクロスバイクはVブレーキに対してロードバイクはキャリパーブレーキ
→ロードバイク用のブレーキは止まることよりも速度を調整することに主眼がおかれており、Vブレーキの方が少ない力で強いストッピングパワーを得られます。
- 変速機構もロードバイク用ではなく、MTBグレードがついていることが多い。
→ロードバイクは早く走ることを想定しており、ギヤ比が高速よりに設定されてます。
要はペダルが重いってことです。
またクロスバイクはフロント3段変速が多く、ギヤ比が大きくとられているため脚力がない人でも楽に漕げるようになってます。(ロードは前2段でギヤ比が小さい)
てな感じでしで、ロードバイクとクロスバイクは似て非なるものなのでございます。
フラットバーロードの利点
ではなぜフラットバーロードが良いかというと
①人力最速の乗り物を体験できる
②何よりも気軽に乗ることができる
③本格的にやりたいときにコスパが高い
の3点が挙げられます。
①人力最速の乗り物を体験できる
これにつきますね、基本性能はロードバイクです!フレームの設計思想から早く!そして楽に走ることを目的に作られております。
自転車に興味を持って頂けたのなら、勧める身としてはやはり最高のものを体験しないと勿体ない!が自論でございます。(予算もありますが。。。)
クロスバイクでもいいっちゃ良いんですが、どうせやるならロードバイクを乗っとかないと勿体ないと思います。
結果的に趣味にならなくとも、中途半端なクロスバイクよりロードバイクを体験した、ということは良い経験として残りますからね。
またぶっちゃけこのご時世、グレードの高いクロスバイクとエントリー向けのロードバイクは値段が差ほど変わらないというのもありますしね。
例えばクロスバイクの価格帯が約5~10万円前後に対し、ロードバイクのエントリーモデルは税込み10万円以下で買えちゃいます。良いクロスバイクを買う値段でロードバイクが買えちゃうなら。。。もう勧めるっきゃないっすよ!だって次元が違うんですものw
②気軽に乗ることができる
ロードバイクを乗るにあたって障壁となるのが、
気軽に乗れない。。。m(_ _)m
これがあると思います(反論は受け付けます!)
何が気軽じゃないって?そう、そのルックスよ!
「ドロップハンドル」
これがあるとないとでは自転車の雰囲気がだいぶ変わります。
ドロップハンドルがついているだけで、その見た目は
「何となく高い自転車」
に見えるんですよね、これが。
考えてみてください。同じ10万円のクロスバイクとロードバイクが並んでたら、皆さんどっちが高そうに見えますか?後者な気がしませんか?
「この見た目が高そうに見える」問題が引き起こすもの、それは
「盗難の恐怖」
なのです。。。
一部の人たちは
「ロードバイクでも気軽に乗れるじゃん!?世界を見てみろよ!日本だけだぜ、ロードバイクを気軽に乗れないなんて言う人は」
こう言う人達もいますが、自分はあえて反論させていただきます_φ( ̄ー ̄ )
日本にはまだそんな文化は浸透していないと。。。
スポーツ自転車ブームがあれど、世間的にもまだまだロードバイクは珍しい存在ですし、実際世のイメージも
「ピチパンローディーが高級自転車に乗ってるw」
こんな感じではないでしょうか!?
ネット取引が普及した現代では、盗難されてポン!と売られちゃう可能性もありますしね、、、(フレームは製造番号等で足がつきますが、バラされて売られたらお終いです_φ( ̄ー ̄ )。。。)
この盗難の恐怖が気軽に乗ることができない
↓
気を遣って、乗るのに疲れる
↓
乗るのが面倒だな
↓
飽きたわ。。。
に繋がってしまうと思われます。
否!!
これではアカン!!特に自転車を始めたばかりの人達に言いたい!自転車は乗ってナンボ、気軽に乗ることでその楽しさや面白さを味わって欲しいんですよ。。。
そこでフラットバーですよ!!
ドロップハンドルからふらっとハンドルに変わるだけであら不思議!?
全然高級感がありません(爆)
街中に溶け込んじゃいましたね!?w
フラットバーにするだけで見た目がクロスバイクになった事で、何となく親近感が湧きませんか?
何故だろう。。。
そうです、こんな感じの自転車ってホームセンターやらスーパーやらでも買えますよね。
なのでフラットバーロードは高級自転車なんですが、ロードバイクのような気負いから解放されとても乗りやすくなるんですよ!
気軽に乗れるということは、買い物等の普段使いから趣味まで幅広く使え、自転車の魅力を満喫できるって寸法でございます。
③本格的にやりたいときにコスパが高い
自転車を始めるに当たって、
「スポーツバイクをやるならクロスバイクからの方が良いんじゃない!?最悪ロード欲しくなっても、下駄がわりにクロスバイクを使えば無駄にならないしさ!」
こんな声をチラホラ聞きます。まぁ自転車オタクのよしまるもこの意見には賛同します。
(実際クロスとロード持ってますし)
が、しかし最近思うようになりました。
「普通の人って自転車2台持ちとか普通じゃないよねw?」
実際普通のご家庭で屋内保管前提の自転車を2台も置けるスペース確保するのって凄く大変ですし、ましてや家庭持ちの方のご家族がそれを許すとはとても思えない。。。
実際よしまるも家族に厳しい目で見られております_:(´ཀ`」 ∠):
そこでフラットバーロードですよ!(ドヤつ!)
なぜかって?最初は普段使い兼趣味で乗って、本格的な趣味に昇華したならドロップハンドルに換装し、ロードバイクにしちゃえばいいからです!
クロスバイクからロードバイクへの買い替えや2台持ちだと、自転車2台分の費用がかかるの対してこの方法だと下手したら工賃の1〜2万円で済みます!(自分でやれば数千円でできちゃいます)
将来的に自転車を増車するより、1台で済んじゃう方がコストや保管場所等のデメリットが小さくなり心理的なハードルが低くなりません?
ということでコスパよく始められるのがフラットバーロードなのです!!
買うならロードバイクを改造して!
ここまでのお話でフラットバーロードの魅力を理解していただけたかと思いますw
じゃぁ趣味で始めたいからフラットバーロードを買おうかな!と思っている貴方!ちょっとまって下さい!
よしまるのおすすめな買い方は
「ロードバイクを買って、フラットバーに改造する」
です。
何故かといいますと2点ありまして、
コストが高くつく可能性がある
→フラットバーロードを買ってから後々にドロップハンドルに変えると、ドロップハンドル専用の変速機と工賃で、最低でも1.5~3万円以上は余計に費用がかかる可能性があります。逆にフラットバーへの改造は最低でも1万円は安く済みます!
でもロードバイクを改造してフラットバーに変え、将来またドロップハンドルに変えたら工賃が倍かかるから高くつくじゃん?
はい、仰る通りでございます。しかし、自転車店によっては自転車の購入と同時に改造を行うと、なんと工賃が掛からない場合もあるのです!(店によりますが)
何故かといいますと、通常展示している自転車は完全に整備が終わっていない状態でして、これを購入すると安全に乗れる状態にするためパーツ類の再組付けを行います。
(実際スポーツ自転車は納車まで最低でも1週間以上かかります)
よしまるも自転車を購入するときは、同時に改造もお願いして工賃を浮かしておりますw
もう1点は
→そうなんです。そもそもフラットバーロード自体の種類が少ないのです。それだったらクロスバイクでよくね?的な思想もあるんですかねぇ。実際需要も少なそうですしね。。。
少ない=自分の好きなデザインの自転車がないかも、というこもあります。どうせ乗るなら自分が一番気に入ったデザインのに乗った方が満足感高いですし、愛着が沸いて沢山乗るようになりますよ!実際ロードバイクの方がカッコいいデザイン多いですしね。
まとめ
ということで、フラットバーロードについて解説させていただきました。これはあくまでよしまるの独断と偏見で書いたものであり、もちろんこれが全てではないですよ。あくまでこーゆー考え方もあるんだ!?と思ってもらえれば嬉しいです。
よしまるもロードバイクにすごく興味がある人には当然ロードバイクを全力で勧めますし、折り畳みやミニベロに興味があれば当然そちらを勧めさせて頂きますw
スポーツ自転車に興味がある方にとって一助になれば幸いでございます。
ではでは!