購入しようと思ってたものが仕様変更してた。よくあることですよね。車のマイナーチェンジやパソコンのスペック等々。使い勝手や見た目、機能性が変わらないなら特に気にすることもないと思います。しかし、そうじゃなかったら?それがこれからあなたが買おうと思ってるものだったら。。。アナタはどうしますか?
ということで、今回は仕様変更変更についてのお話です。
仕様変更はよくあることです!
冒頭でも書きましたが、仕様変更は工業製品においてよくあることだと思います。
代表的なのは車のマイナーチェンジですよね。車が発売されて数年経つと売り上げも落ちてくるので、目新しさを出すためにフロントの意匠を変えたり、使用している部品をコストの安い部品に変えたりとか。当然企業も利益を追求しなきゃならないわけで、同等の部品が安く調達できるなら、それを使いますよね。そして少しでも多く利益を確保しようとする。当然の姿勢だと思います。
自分が経営者だったらそうします。そうやって試行錯誤して競争があるからこその資本主義社会です。ザ・弱肉強食の世界でございます。
そしてきちんと仕様を変えてアナウンスしてくれれば、その仕様変更が自分にとって受け入れられるものならば買いますし、そうで無ければ買わない。消費者の私達には決める選択肢があります。
ちなみに私の愛車レヴォーグもマイナーチェンジ後の後期型なのですが、小変更でフロントバンパーの形状がかわっちまいました。本当は前期型(マイナーチェンジ前)がよかったんだけど、他に選択肢がないのとデザインを受け入れることができたので購入しました。まぁ、結果的に愛着が湧いて気に入ってるから良しとしてます。
長々と買いちゃいましが何が言いたいかというと、車のことではありません。自分が注文してた自転車が突然仕様変更されてた。ってことです。
買った自転車(厳密にはまだ買ってないですが)はternのP10という自転車です。まだ発注かけただけですけどね。
実は2020年の12月に買おうと注文して今月、ようやっと自転車店に到着しました。なんと発注から10ヶ月。。。どんだけかかっとんねん、って突っ込みたくなりますが、ご時世なので日本に留まらず世界のチャリンコ需要爆上げでございます。と、止まらなくなりそうなので購入の件については別途記事にします。
9月頭、全国各店の自転車ショップでP10が入荷したとTwitterで発見しました。その中のとあるツイートに
P10のブレーキキャリパーがシマノ製からテクトロ製に変更がある。
との文章が目につきました。
なにぃ!これはまずいぞ!なにがまずいかって!?P10をノーマル(純正仕様)で納車ならそこまで気にならなかったんですが、私は納車時にカスタマイズ前提で購入していたのです。その際ブレーキレバーをフラットハンドルの通常ブレーキからシマノ製のSTIに換装しようと企てておりました。
P10の当初の仕様のキャリパーはシマノの「BR-M315」という仕様でした。このキャリパーは2,000円もしない安いものなのですが、安心のシマノ製であることと、油圧ディスクブレーキであることから、そのまま流用する算段でおりました。というかコストの問題が大きいのが実情ですが、、、
それが昨今の情勢による世界的に爆発的な自転車需要が相まってシマノさんのパーツ製造が追いつかなくなったらしい。
シマノ製のパーツで組んでる自転車メーカーは軒並み製造できない事態になります。そうするとメーカー的にも売れなくて困りますよね。
ということで、苦肉の策で使用変更というやつでございます。
とりあえず、別メーカーの同等クラスの部品を使って完成車を仕上げて販売店に卸す。
使ってるパーツは違えども自転車本体の性能はほぼ影響してない。
買ってノーマルのまま乗るなら何ら問題が無かったのですが、自分のようにカスタム前提でいると大問題!!というわけですよ。
ということで、このTwitterの仕様変更の情報をもとに、真偽を確かめる為ショップに行くことにしました。P10自体は全国各店入荷されてるらしいですからね。きっと自分のも入荷されてると信じて!
キャリパーないない問題発生
ということで、ショップにつき確認するとやはり自分のP10は入荷されており、これからカスタムして仕上げるのでもうちょいかかりますよー!とのことでした。
とりあえず、気になったので実車を見させてもらったところ、
やはり、、、
キャリパーブレーキのところにシマノではなくテクトロのロゴが、、、
大将にこの件を聞くと、全く知らなかったとのことです。販売店代理店の「アキボウ」からは何の通告もなかったとのこと。
話を聞くとこういった例は余りなく、このご時世ということもあり、やむ無しのことだったのではないかということでした。
「メーカーも予告なしに使用変更することがあるとカタログとかに書いてあったりしますからね〜。」
みんな苦笑いでした。私は笑っていられませんw
とりあえずテクトロキャリパーはシマノのSTIレバーで引けるのか確認すると、
「ぶっちゃけ互換性はないですが、シマノもテクトロも使っているオイルが「ミネラルオイル」というものなので、できないことはないと思います。
ただ、テクトロかぁ〜(苦笑い)」
うーむ、できないこともないか、でもなんか話を聞くと気分的に嫌だな。それにこのテクトロのキャリパーを調べるとあまりいい話を聞かないのです。橋輪さんという千葉の自転車ショップのブログでも今回のテクトロブレーキの取り付けに難儀してるようですしね。ここは当初の予定通りオールシマノで揃えたい!!
ということで、ここは身銭を切ってでもシマノキャリパーにしたいですと新たにパーツを発注することになりました。
が、ここでも問題発生、、、案の定こんなご時世のため、まさかのパーツまでないということが判明しました。グレードの低いのは完成車によく使われることがあるので、供給不足に陥ってることは予想してましたが、そこまで需要のない上位グレードまで枯渇してるとは、、、正直辛いです。
色々と問屋さん!?にある在庫を探し回ってると、なんとderoreグレードのキャリパーだけ在庫がありました。おぉ、奇跡!価格も前後合わせて5千円程とのこと。最悪上位グレードのキャリパーを覚悟してたので諭吉さんが飛ぶ覚悟をしてたので思わぬ誤算。助かりました( ・∇・)
ちなみに今回はderoreのキャリパーがあったから良かったものの、なかった場合は次のパーツが入荷できるのが早くて11月、最悪年明けになってしまうとか、、、まじかぁ、危なかったぜ、、、
とりあえず、自分のP10購入計画はちょい予算アップしましたが、予定通り行きそうです。ただ、ここで部品を新たに発注して届いてから取り付け、、、納車まで更に時間がかかるのが辛いところですが、、、
まとめ
今回のような突然の仕様変更はあまりないと思いますが、自転車をカスタム前提で購入される方は稀にこういったこともあるんだということを念頭に置いといた方がよいかもしれませんね。
今後は当初の思惑通りいかなかった場合の次のプランを考えておこうと思います。
まあ、とりあえずは無事に納車にたどり着けそうなのでよかったですわ( ´∀`)